年末年始はご家族やご友人と海外旅行に出かける方も多いのではないでしょうか?
ホテルから観光スポットまで向かうのに、スマホアプリの地図を利用したり、また、日本では見ることのできない景色や食事などを写真に撮ってSNSにアップロードしたりと、海外でも日本と同じようにネットが必須となってきますよね。
ホテルやカフェ、ショッピングモール等の屋内施設では無料のWi-Fiが使える場所も多いですが、ちょっと離れてしまうと使えないのが非常に不便。
もちろん、スマホのキャリアのSIM(docomo、au、Softbank等)をそのまま使うことも出来ますが、「海外利用料」としてかなり高くつくのでおすすめはしません。(例:SIM1枚につき2,980円(免税)/日)
そこで、多くの旅行者が頼りにしているのが、外出先や路上でも快適にネット接続が出来る「海外Wi-Fiルーター」です。
筆者も海外に渡航する際は必ず1台、空港でレンタルしています。
今回は、海外Wi-Fiルーターの徹底比較をしていきたいと思います。
目次
海外Wi-Fiルーターとは?
海外で自由にネット接続する為に必要な小型端末のことです。
本体の電源を入れ、スマホのWi-Fi接続画面でSSID(ネットワーク)やPasswordを入力するだけ!
これで海外でも日本と同じようにネットを利用できます。
複数人同時接続が出来るので、友人同士の旅行で割り勘すると結構安く済むのもポイント。
その為、1人1人スマホのキャリアのネット回線を利用するよりもかなりお得なので、多くの人が海外Wi-Fiルーターを選んでいます。
どこで借りられるの?
海外Wi-Fiルーターは、利用する日数分だけレンタルして使います。
成田や関空、新千歳、セントレア等、国際便が離発着する主要空港には、レンタル会社の受付カウンターがあるので、そこでWi-Fiルーターの受け取りや説明を受けることが出来ます。
その場に行ってすぐに借りられることもありますが、カウンター内の在庫が限られていることが多いので、事前のネット予約が基本です。
おまけに、事前予約割引や早期予約割引を行っている所がほとんどなので、ネット予約がとってもお得です。
海外旅行は出費が多くなるので、極力安く済ませたいのが本音ですよね。
ちなみに、ほとんどのレンタル会社が宅配サービスをやっており、前もって受け取っておきたいという方は宅配を選びましょう。
レンタル料金は?
海外Wi-Fiルーターは渡航先の国によって基本料金が異なり、基本的には、「利用日数×国別の通信料(通信容量によってクラス分け)+オプション」という料金構成です。
韓国や台湾、マカオ、ハワイ、グアム、サイパンといった日本人に馴染みのある観光地は比較的安価に利用することが出来ます。逆に、ヨーロッパやアフリカ、オーストラリアだと少し高くなる傾向にあるようです。
オプションは「あんしんプラン」といった、「端末を壊してしまった時に端末代の負担をしなくてもよい」といったサービスが大半なので、出来るだけ安く利用したいという方はオプションを全て外し、落として壊したり、紛失したりしないよう細心の注意を払いながら使うようにしましょう。
利用可能なデータ通信料について
例えば、グローバルWiFiの場合、「300MB/日」「600MB/日」「1.1GB/日」「容量無制限」といったプランが用意されています。
例えば「300MB/日」プランの場合、1日に300MBの通信までは高速で使えますが、それを超えると低速通信に切り替わるといった具合です。
ネットで動画を閲覧すると、10分程で300MBに到達する計算になります。
「子どもが動画を見ていたのですぐに速度制限がかかってしまい、移動で使おうと思っていた地図アプリがまともに使えなくなった」という話もあるようです。
大量にネット通信を使いたい場合は、「容量無制限」のプランも用意されているので、少し割高にはなりますがおすすめです。せっかく楽しい旅行に来ているのに、速度制限時の遅すぎる通信にイライラするのは嫌ですもんね。
各レンタル会社の比較
① イモトのWi-Fi
駅や街中に、タレントのイモトアヤコさんを起用した看板広告を掲載していたり、TVCMを打っていたりと、知名度が抜群の イモトのWi-Fi 。
200か国以上で利用が出来るのも特徴の一つで、実際に利用している方もかなり多いので、安心して借りられますね。
② 海外専用グローバルWiFi
トリップアドバイザーのモバイルWi-Fiルーター部門第1位(2014年・2016年連続)を獲得しており、顧客満足度も高いのが 海外専用グローバルWiFi です。2020年11月現在、女優の広瀬アリスさんが広告に起用されています。
基本的なサービスは全て用意されていますし、現地でトラブルが発生してもLINEやSkypeで24時間問い合わせが可能と、サポートも非常に充実しており、海外Wi-Fiルーターを初めて利用する方は、グローバルWiFiがおすすめです。
③ jetfi(ジェットファイ)
複数の国を移動しながら旅行する、という方におすすめなのが、jetfi(ジェットファイ)。
他社の場合は、国ごとに料金設定をしている為、複数国周遊すると値段が高くなる上、ルーターの種類も変更しなければいけない場合もあります。ですが jetfi(ジェットファイ) なら、1台のルーターで100か国も利用出来、料金もアジアプランとグローバルプランの2種類だけなので、非常に分かりやすいのが特徴です。
④ ALOHA DATA
ALOHA DATA と付くだけあって、「ハワイ専用」のWi-Fiルーターになります。
ALOHA DATA は、料金が最安値クラスで、6日間容量無制限プランが驚きの4,464円(免税)!
他社の半額近い価格で借りられるので、「どんな会社なのか不安…」という方もいらっしゃるかもしれませんが、運営会社の公式HPによると、2006年に東京に本社を構えており、主な取引先に官公庁や教育機関の名前がいくつもあり、決して怪しい会社ではないことが確認できたので、安心して借りられますね。
必ず読んでおきたい注意点
飛行機に乗ったらすぐに機内モードにしよう!
隣の席の友人と夢中で喋っていたりなんかすると意外と忘れてしまうのが、スマホの機内モード設定。
一応、「電子機器の電源は……」と機内アナウンスがありますが、搭乗便によっては日本語ではないことも多いので、乗り込んだらすぐに機内モードにするようにしましょう。
飛行機のドアが閉まっている時に、スマホや携帯の電波を発信することは航空法で禁止されています。
また、電源を切っていたとしても機内モードになっていなかった場合、現地についてから電源を入れると、勝手に海外ローミングが始まり、翌月以降の請求で「海外利用料」として高額請求される可能性もあるので、十分気を付けましょう。
せっかくお金を払ってWi-Fiルーターを借りたのに、携帯会社へさらに追加の通信料を支払うなんて無駄ですからね。
充電方法に注意しよう!
レンタル一式の中に、Wi-Fiルーター本体と充電用ACアダプターが必ず入っていますが、このACアダプターは日本での利用を想定して作られているものがほとんどなので、海外のコンセントに合わないこともあります。
その為、渡航先のコンセント事情はあらかじめ調べておき、充電できずに使えなかったということが無いように気を付けましょう。
まとめ
今回は、海外Wi-Fiルーターについてご紹介しました。
海外旅行に行かれる方は、どうぞ楽しんできてくださいね~!
▼関連記事はこちら