以前、クレジットカードの記事を書いていた時に、署名欄のサインについて話が出たので書き方を少しだけ解説していきます。
目次
クレジットカードのサインとセキュリティーについて
日本の方は自分の名前の表記通りに漢字・ひらがなでサインする方が多い気がするのですが、実は防犯上あまりよろしくないようです。
日本国内で不正利用する犯人というのは、日本人の可能性が圧倒的に高くなります。犯人が日本人であれば漢字・ひらがなのサインは非常に簡単に模倣出来ますよね。つまり、日本で日本語のサインするのは、それだけリスクがあるということです。
サインに使う文字の種類について
▼とにかく真似されにくいサインにすればいいので、例えばローマ字の筆記体で書いてもいいですし、(フルネーム・姓名どちらかイニシャル・イニシャルのみでもどれでも◎)
▼あだ名や、上の名前・下の名前だけでもOK。
▼また、表記は英語にこだわらなくても、アラビア語でもスワヒリ語でもポルトガル語でも何でもありです。
▼極端な話、記号でも良いです。
カード署名欄のサイン=レシートに書くサイン
ただ、何でもいいからと言って、自分がフリーハンドで書けないサインは使わないようにしましょう。
そもそもサインというのは、カードの持ち主と利用者が一致しているかを判断する材料となります。ですので、カードに書いたサインと同じサインをレジで書けることが大切なのです。
再現可能なサインを記入しましょう。
複雑なサインはあまり良くない?
最近ではICチップが付いているクレジットカードが大半なので、暗証番号入力で支払いが完了するケースが圧倒的に多いですが、一定金額を超える買い物(例えばデパートやハイブランドの旗艦店、高級ホテルなどでの高額の支払い)だと、ICチップが使用できないルールになっているので従来通りサインを求められます。
サインを書いて支払いをしなければならない時、時間に余裕があればゆっくりサインをすることも出来ますが、例えばホテルのチェックアウト時に搭乗予定のフライトの時間が迫っていたりすると、サッとサインを済ませたいですよね。
そういう時の為にも、数秒でパパっと書けないような長いサイン・複雑なサインは極力避けることをおすすめします。
あまり日本では店員さんに言われないことが多いようですが、カードの署名欄のサインと、支払い時にレシートや伝票に書いたサインがあまりにも違いすぎると、「本当にカード所有者本人なのか?」と疑われるケースもあります。
したがって、長かったり複雑なサインを時間がないからと言って、省略したりあまりにも雑に書いたりするとトラブルになる可能性も0ではないので、いつ書いても筆跡が変わらないようなサインにしましょう。
漢字でサインしたい時は
学校の定期試験の時のことを思い出してほしいのですが、テスト用紙が配られたらまず名前の欄に自分のフルネームを漢字で書きますよね。名前を書いている時って、早く問題を解き始めたいと思っているからなのか、結構時間かかっているように感じる方が多いのではないでしょうか。名前の総文字数、画数が多いと書き終わるまで時間がかかるのは当然ですが、そうでなくても全てひらがな・カタカナ・ローマ字で書いた時と比較すると、漢字で名前を書く時は明らかに時間がかかります。
ですので、漢字フルネームは辞書通りに正しく書くと日本人に真似されて不正利用される危険がありますし、時間もかかるので出来れば避けたいところですが、もし漢字のサインが好みの場合は、原型を留めていない位に思いっきり崩して署名欄にサインするのがおすすめです。そうすれば書くのにさほど時間がかからないサインになるでしょうし、犯罪者に真似されてカードを悪用されるリスクも減ります。
前述の通り、クレジットカードのサインとは他人に読ませることが目的ではなく、あくまでもカード署名欄とレシートのサインが一致していればいいだけなので、「自分でも読めないなぁ」というものでも全く問題ないのです。
▼「サイン 漢字」で画像検索すると色々出てくるので、参考までに検索結果のリンクを貼っておきます。
あまり字の上手さに自信がない方はローマ字で
筆者はゆっくり丁寧に字を書いていても、「え…?これはいくら何でも下手くそすぎないか…?」とドン引きするレベルで字が汚いので、漢字でのサインを諦めてローマ字でサインしています。
文字の練習本を買って1人でコソ練したのですが、なかなかに酷いので全然上達せず、達筆で書かれている手紙やメモを見る度に「美しいなぁ…!」と尊敬しています。
そんな筆者でもローマ字のサインであれば、人前で書いてもそこまで恥ずかしくないレベルだと思っているので、ローマ字サインは自信を持って書いています。(漢字ひらがなも自信持てるようにもっと練習しろ)
なので、漢字を綺麗に書くのが苦手という方は、流線的でスイスイと筆の勢い任せで書けるローマ字サインが個人的におすすめです。
▼ローマ字のサインと言っても、どのような感じで書けばいいか悩む方もいらっしゃると思うので、参考までに海外セレブのサインが沢山出てくる画像検索結果のリンクを貼っておきます。
「celebrity signatures」Google画像検索結果
まとめ
今回は、クレジットカードのサインについて解説しました。
まだサインを持っていない方は、紙に沢山試し書きをしてみて、書きやすくてオリジナリティーのあるサインを見つけてみてくださいね。
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