【AIもまだまだ?】Gmail・AI返信作成機能の”妙ちくりん”なスマートリプライ【精度の向上に期待】

スマホでGmailアプリを使っていると、個人間でメールのやり取りをしている時に、メール本文の下に「わかりました。」「よろしくお願いします。」といった返信文が勝手に表示されていることがありますよね?実はこれをスマートリプライと言って、人工知能(AI)がメールの内容から返事を自動で作成してくれる機能なのです。

このAIは優秀で、こちらが返事をしたい内容を3パターン予測して用意してくれるので、急いで返事をしたい時などにとっても役に立っています。ところが先日、いつもとは変わった内容のリプライが表示されたので、今回はそれについてご紹介したいと思います。




Gmailの珍妙なリプライ


例のおかしなリプライが作成されてしまったメールですが、メール本文の内容は「ありがとう。今度来る時でいいです。」という何の変哲もない、ごく普通の文章です。特に難しい言葉は入っていないので、いつも通りAIもちゃんと返信文を作っているだろうとスマートリプライ部分に目をやると、


▼本文下のリプライ「わかりました。」「了解です。」『いや。』…………『いや。』ってどういう意味じゃ!!



日本語の難易度★★★★★


スマートリプライは、短い一文で完結するように作成するのが基本なので、この「いや。」の後にユーザーが文章を打つことは考えていないはずです。なのでAI的には、「いや。」とだけ書いて返信することを想定している訳ですが、それってちょっと違和感があるような…。メールより短文でやり取りするイメージのLINEでも、こんな中途半端な言葉のキャッチボールはしないですよね?

個人的な感覚になるのですが、仮にこれが肯定文の「はい。」だったらまだわかるんですよ。時間が無いのに急いで返事をする必要がある時、スマートリプライが「はい。」という返信文を用意してくれることあるので、よく「はい。」とだけ返事をすることがあります。

ただ日本語って難しくて「いや。」だけだと、①「いいえ」といった否定の意味、②「いや、来週にしよう」といった一旦否定して別の提案をする場合、③「いや、立派だね」と感嘆詞として使う場合等々、「いや。」という言葉には様々な意味があるんですよね。

恐らく、①の「いいえ」という否定の意味で提示されているのだと思いますが、今回のメールの内容「ありがとう。今度来る時でいいです。」を踏まえると、②の否定からの別の提案としても捉えられなくはないので、本当に日本語ってややこしいですよね。


スマートリプライのAIは英語ベース?


ド素人の邪推ですが、このGmailのスマートリプライを作成してくれるAIが英語ベースなので、今回のような変なリプライになってしまった可能性があるのではないでしょうか?つまり、日本語のメールを一回英語に翻訳してから、AIが英語の翻訳文をもとに返事を考えて、それをさらに日本語に訳して表示する、という流れなのではないかと。

よって、今回のリプライをそれぞれ英語に訳すと、「わかりました。」→「OK.」、「了解です。」→「I understand.」、「いや。」→「Nope./Nah.」といった感じになり、英語でやり取りするメールなら意味的にもおかしくないリプライだったのだろうと勝手に解釈しています。

Googleの高性能AIでさえも、日本語の微妙なニュアンスを感じ取るのが難しいんだなぁ、と日本語の奥ゆかしさを改めて感じた出来事でした。


まとめ


今回は、Gmailの変わった?スマートリプライについてご紹介しました。

AIも学習を繰り返すことで、いつかさらに精度を高めて正確なリプライを返してくれる日が来るでしょう。機械が人間に近付くようでちょっと恐ろしさも感じますが(SF映画の見過ぎ)、私達の生活を便利にアシストしてくれるその日まで楽しみに待ちましょう。




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